切り株 

しばらーくバタバタしていたので、すっかり更新もサボってしまいました。

末端冷え性のワタクシは早くもストーブ三昧になり、朝は今まであまり飲まないコーヒーを飲んでから作業に取り掛かる様になってきました。

で何を作るかと言うと切り株です。銅の切り株のご注文。

まずは銅小板をなるべく無駄のないように鋏でカット。

まず先に、ある程度の打痕を入れましょう。後からも入れますがここでは作業の効率も考えています。

焼き鈍しをして銅を柔らかくして作業します。 サイズが大きいので時間がかかります。こういう時はやっぱり特大サイズの火口があると便利ですね~ 道路舗装とか工事現場とかで使っていますよね、借りたいな。

一度溶接して円柱の状態にしてから当て金(あてがね)という金属の土台に合わせて叩き出します。 木のイメージを出すように。

ほぼ感覚の作業なんですよね。

まだ完成形には遠いですが、なんとなく形成されてきました。  さあ、もうひと頑張り。

上部面の年輪を作り溶接。 これで雰囲気がだいぶ違って見えました。

見えませんが中も補強を入れてかなり丈夫な作りですよ。

いつの間にか枝が付いてます。
実はこの枝部分は今回の超重要ポイントで、ここに乗っかる物があるんです。  だから可動式の金具も作り試行錯誤。

ホームセンターでも留め金具など売ってますが、それじゃ味気ないので自作しました。でも強度も考えないといけないのでステンレスも組み合わせています。
作者はギミック金具やネジとか大好きで、こういうものを見たり作るのはたまらなく楽しい瞬間でもあります。

一つ秘密を暴露しますが、My財布の中にはお守り代わりにネジ3本とリベット金具を常に入れてあるのです。

あるとなんだか安心するんです。

全体のコントラストを出すのに部分研磨。
磨き過ぎず、慎重にグラインダーを使います。

葉っぱを付け足してもうほぼ完成です。

いいんじゃない?

で、結局どんなものになったかと言うと。

とある素敵な花畑の中で妖精さんが座った切り株になりました。 だから留め金具が必要だったんです。壊れない様にしないとね。

こんな感じで無事納品も終わりました。

座れる場所が出来て良かったね。

一度も出てきませんでしたが、こんなミニ看板も作ってました♪  

楽しいお花畑になってもらえるように願ってます!